アイルランドワーキングホリデーを検討する際、一番気になるのが「実際いくらかかるのか」ではないでしょうか。この記事では、ビザ申請費用・渡航費・初期費用・月々の生活費に分けて、リアルな費用感をまとめました。

ダブリンのテンプルバー地区
Merchant's Arch, Temple Bar by William Murphy, CC BY-SA 3.0

アイルランドワーホリでかかる費用の全体像

大きく分けると、費用は3つのカテゴリーに分類されます。

渡航前にかかるビザ申請費用

アイルランドワーキングホリデービザの申請料は17,300円です。なお、申請条件として滞在資金50万円以上の預金証明が求められますが、これは費用というより「渡航資格を満たすための残高要件」にあたるものです。

合計:17,300円

渡航費(航空券)

ダブリン空港の出発ターミナル
Dublin Airport Terminal 1 Departures Level by Edwardmcwilliams, Public domain

日本からアイルランドへの直行便はなく、ロンドンやヨーロッパ他都市経由が基本です。往復で10万〜20万円が目安ですが、経由地や時期によって変動幅が大きい費用です。

渡航直後にかかる初期費用

渡航後の月々の生活費(ダブリン目安)

ダブリンの住宅街
Georgian houses on Ardee Street, Dublin, National Library of Ireland on The Commons, No known copyright restrictions

家賃・食費・交通費等をすべて含めた生活費として、月1,300〜1,800ユーロ(約23万〜32万円)が目安です。アイルランドは近年家賃相場が高騰しており、特にダブリンは物価・家賃ともにヨーロッパの中でも高めの都市です。シェアハウスを選ぶことで、この範囲の下限に近づけることができます。

アイルランドのスーパーマーケット
Quish's SuperValu, Ballincollig by Ian Paterson, CC BY-SA 2.0
月間合計:1,300〜1,800ユーロ(約23万〜32万円)

結局いくら貯金しておくべきか

必要な貯金額は、実は「現地でいつから働き始められるか」によって大きく変わります。仕事が決まるまでの間も家賃や生活費はかかり続けるため、無収入の期間が長いほど、その分を自己資金でカバーする必要があるからです。

ビザ申請費用・渡航費・一時宿泊費・準備品を合計した固定費用は、次の通りです。

固定費用の小計:20万7,300円〜34万7,300円

ここに、仕事が決まるまでの生活費(月23万〜32万円)が、無収入の月数ぶん上乗せされます。

働き始めるタイミング別の総額目安

パターン①:初月から働き始める場合(生活費1ヶ月分)
約44万円〜約67万円
パターン②:2ヶ月目から働き始める場合(生活費2ヶ月分)
約67万円〜約99万円
パターン③:3ヶ月目から働き始める場合(生活費3ヶ月分)
約90万円〜約131万円
56万円
28万円
28万円
パターン①
初月から
84万円
28万円
56万円
パターン②
2ヶ月目から
112万円
28万円
84万円
パターン③
3ヶ月目から
固定費用 生活費(無収入期間分)

※グラフは分かりやすさのため、各費用のレンジの中央値を使って算出した目安です。実際の金額は前述のレンジ内で変動します。

渡航前に仕事を決めるメリット

この3パターンを見ると分かる通り、「現地に着いてから仕事を探す」というのは、それ自体が金銭的なリスクになります。家賃が高騰しているダブリンでは、仕事探しが長引くほど必要な貯金額はどんどん膨らんでいきます。

逆に、渡航前の段階で仕事が決まっていれば、現地到着初日から収入が発生する状態でスタートできるため、パターン①よりもさらに無収入期間を短縮できる可能性があります。必要な貯金額を抑えられるだけでなく、「早く仕事を見つけなければ」という金銭的なプレッシャーを感じずに渡航準備を進められるのも大きなメリットです。

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まとめ

アイルランドワーホリにかかる費用は、固定費用が約21万〜35万円、月々の生活費が約23万〜32万円というのが目安です。これに、現地で働き始めるまでの無収入期間の生活費が上乗せされるため、必要な貯金額は44万円〜131万円と、働き始めるタイミングによって大きな差が出ます。家賃相場が高騰しているアイルランドだからこそ、渡航前にしっかり資金計画を立てる、あるいは渡航前に仕事を決めておくことで、現地でのスタートを安心して切ることができます。